GEとPentair、軟水器と家庭用浄水器で合弁

Pentair, Inc.とGE Water & Process Technologies(General Electric Companyの水ビジネス部門)は2008年6月30日、両社が世界的規模で展開している軟水器と家庭用浄水器の事業分野で合弁会社を設立することを明らかにした。GEとPentairはともに業界トップの技術をもち、また、Pentairは幅ひろい流通チャネルをもっており、この両社が組むことで、伸びつづける需要に応えることのできる低価格で信頼性の高い水処理ソリューションが提供されるものと期待されている。新会社は名称がPentair Residential Filtrationで、Pentairが株式の80%、GEが20%を所有する。

 

この合弁会社設立について、PentairのRandall J. Hogan会長兼CEOはこう述べている。「この合弁によりPentairとGEは、水質調整、POE浄水、POU浄水、および水の持続可能な利用などの分野において、業界トップの技術力でこれまで以上に一般家庭の要望に応えていくことができるようになった。さらに、この合弁は、Pentairの現在の家庭用浄水器戦略をいっそう前進させるものだ。GEの既存の家庭用水質調整器や浄水器をPentairの販売チャネルを通して売ることにより、また、GEの現在および将来の濾過技術へのアクセスが可能になることにより、わが社の売上の伸びが加速することはまちがいない」

いっぽう、GE Water & Process TechnologiesのJeff Garwood社長兼CEOはこう述べている。「このユニークな提携がわれわれのビジネスにもたらしてくれる成長のチャンスには、心ときめくものがある。今回のようなパートナーシップは、先進国市場の需要にも新興市場の需要にも応えることのできる新しい技術を開発し、導入するすばらしいチャンスを生み出すものだ。これはまた、GEが業界トップ・クラスの企業とつねに手をたずさえ、世界の急増する水需要に応えつつ成長していこうとしていることを示すよい例でもある」

 

新会社Pentair Residential Filtrationは、PentairとGEそれぞれが世界展開している家庭用浄水器および軟水器ビジネスのメインの販売チャネルとして機能することになる。また、両社のための家庭用および商業用タンク、バルブ、および一部の濾過製品の製造拠点としても機能する。PentairとGEは、それぞれ従来の自治体用、商業用、および工業用水処理の顧客を相手のビジネスを続行し、必要に応じて合弁会社から製品を調達する。Pentair Residential Filtrationには、アメリカ、ヨーロッパ、およびカナダにあるPentairおよびGEの15の施設からおよそ1100人の従業員が異動する。

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