GDF SUEZ、バーレーンで発電・淡水化プロジェクトを受注

Gaz de France(GDF)とSUEZの合併により2008年7月22日に新会社として正式に発足したGDF SUEZは、2008年8月28日、傘下のGDF SUEZ Energy Internationalがバーレーン王国で大規模な独立系造水発電プロジェクトを受注したことを明らかにした。これはAl Dur 1発電・海水淡水化プラントを建設・所有・運転するプロジェクトで、淡水化の部分は逆浸透(RO)技術を使ったものとしては中東で最大のプラントとなる。また、これはGDF SUEZ Energy Internationalが2008年に中東で獲得した3件目の大規模プロジェクトとなった。

 

Al Dur 1は天然ガスを燃料とする新規プロジェクトで、123万4000キロワットの電力と日量21万8000立方メートルの水を供給する。プラントの完成は2011年の予定である。

プロジェクトの主体となる共同企業体は、GDF SUEZ Energy InternationalとGulf Investment Corporation(GIC)が株式をそれぞれ50%ずつ保有している。プラントで生産される電力と水は、バーレーンの電力・水公社(EWA)が期間20年間の電力・水購入契約(PWPA)にもとづいて独占的に購入する

Al Dur 1プラントは淡水化に逆浸透(RO)技術を利用する。このRO技術は、GDF SUEZの水・環境部門であるSUEZ ENVIRONMENTの傘下で、水処理と淡水化を専門とするDegrémontが提供する。ROは、きわめてフレキシブルで効率がよく、また環境面でもすぐれた淡水化技術で、Degrémontはこの方面では世界のトップ企業のひとつである。

Al Dur 1プラントの建設地はバーレーンの南部で、GDF SUEZが45%の株式をもつAl Ezzel発電プラントからおよそ40キロメートル離れた場所である。GDF SUEZはこのほか、Al Hidd造水発電プラントの株主でもある。Al Hdd造水発電プラントは93万8000キロワットの電力と日量13万6000立方メートルの水を供給している。

バーレーン政府は向こう20年間に、Al Durのサイトにさらに3つの造水発電プラントを建設することを計画している。第2フェーズのAl Dur 2プラントはAl Dur 1と同様の規模で、増大しつつある同国のエネルギーと水の需要を満たすため、2009年末にも建設がはじまる予定である。

 

2008年になってGDF SUEZ Energy Internationalを中心とする共同企業体は、アラブ首長国連邦アブダビのShuweihat 2プラント(150万キロワット、日量45万4610立方メートル)と、カタールのRas Laffan Cプラント(275万キロワット、日量28万6000立方メートル)のプロジェクト契約をすでに獲得している。

また、SUEZ ENVIRONMENTはアラブ首長国連邦ドバイやカタールなど、中東地域でいくつかの水処理・淡水化プロジェクトにかかわっている。同社は最近、サウジアラビアのジェッダで上下水道サービス管理の契約を獲得したほか、ヨルダンの首都アンマン近郊のAs Samra下水処理場の新処理施設の運転を開始したところである。

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