韓国知識経済部、上下水道の品質向上を目指し、国際標準を国家標準として導入へ

韓国知識経済部の技術標準院は2008年11月6日、上下水道サービスの分野に対する国際標準を国家標準として導入する対策に関して、地方自治団体などの関係者から意見を徴集するために、韓国上下水道協会および韓国水資源公社と共に「上下水道サービスの国際標準を国家標準に導入する対策」に関して、討論会を開催することを明らかにした。

 

国際標準化機構(ISO)では、世界の国々の上下水道サービスの品質を高め、上下水道サービスが持続的に発展できるように、2007年にPDCA(計画-実行-監視-改善)の原則に従って、使用者の立場で上下水道サービスを評価し、水道施設を管理するための国際標準を制定した。国際標準では、上下水道サービスの品質を高められるように、業績評価指標(Performance Indicator)を設定・管理する方法を規定しており、様々な評価指標を紹介している。例えば、水道の供給が中断されたり、あるいは下水が適切に処理されなかったため、環境汚染が発生する可能性がある場合などの非常事態に際して、使用者に正確な情報を提供し、使用者の不満事項を処理し、環境を保護するために迅速に対処すべき手順を規定している。

 

国際標準を国家標準として導入すれば、提供される上下水道サービスの水準を知ることができるし、事業者相互間のベンチマーキングが可能になり、上下水道サービスの品質が向上されることが期待される。しかし、韓国の上下水道サービスを国際的な水準に合うように改善するためには、国際標準に従っていない点の有無を点検し、改善しなければならない点を明らかにするための論議が必要とされる。技術標準院の知識産業標準局長は、「今回の討論会から関係者の意見を徴集して、上下水道の事業者が国際標準を導入することによって準備しなければならない事項を点検し、水道事業を担当している環境部と協力して、国家標準化を推進していく」と、説明した。

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