Veolia、第3四半期の営業報告を公表――昨年比で利益が14%落ち込み、積極的なM&Aも影を潜める

世界の水セクターで第1位、廃棄物セクターで第2位のVeolia Environment SAが2009年11月上旬に2009年度の第1~第3四半期までの営業実績を公表した。それによれば、景気後退により廃棄物処理とリサイクルに対する需要が落ち込み、2009年1月~9月までの営業利益は(前年同期比で)14%ダウンした。そのほかの主な内容は次のとおりである。

  • 営業利益は、昨年同期の17億6000万ユーロから15億1000万ユーロ(22億5000万米ドル)へと落ち込んだ。
  • 全体の収入は2.8%ダウンし、前年同期の260億7000万ユーロから253億6000万ユーロに落ち込んだ。

このように予想を下回った営業実績について同社は、「自動車メーカーと鉄鋼メーカーが需要低迷に対応するために生き残り策としてプラントを閉鎖したことが影響している。それにより、廃棄物事業部門の売上は前年同期比で10.9%落ち込み、昨年の76億1000万ユーロから67億8000万ユーロに下降した」と説明している。

また、同社は、キャッシュフローを確保するために、2009年に合計で8億1300万ユーロの資産を売却もしくは売却の合意をすでに行っている。その中には、北米廃棄物発電事業契約の中のMontenay Internationalポートフォリオを4億5000万米ドルで売却した分が含まれている。

同社は、2007年から2008年にかけて、ドイツの廃棄物会社Sulo Groupや、イタリアのTermomeccanica Ecologia社の廃棄物管理事業部門であるTMTなどを買収し40億ユーロ以上の資金を投入するなど積極的なM&Aを展開してきたが、現在のところ積極的な買収工作は控えている。

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