United Water社、EarthTech社から買収したHuber Heights市の上下水道サービス契約の更新に成功――4年契約で総額約9億円

GDF SUEZ傘下の米国上下水道サービス会社United Water社は2009年10月15日、オハイオ州Huber Heights市の上下水道サービス契約を更新し、両者が4年間の契約に署名したことを発表した。この契約内容には、処理能力1146万ガロン/日の水処理施設2ヶ所、161マイルに及ぶ配水管網、および146マイルに及ぶ下水溝を運転・維持管理する業務のほか、14,500軒を超える数の顧客への請求書発行や集金を含む顧客サービスもカバーする包括的なサービスが含まれており、4年間の契約総額は1000万ドル(約9億円)以上になる。

このほか、United Water社は、既存の水道メーターをNeptune無線読取機に変換するサービスも提供しており、この無線機に変換すれば、水道メーターを車載ユニットから読み取ることができるようになる。

United Water社のBob Iacullo社長は、今回のHuber Heights市との契約更改に関連して次のように述べている。「わが社がHuber Heights市との協力関係を継続できたことはとても喜ばしいことだ。そもそもこの協力関係は1995年にEarth Tech社との間で始まったものであり(その後2008年にUnited Water社がEarth Tech社の契約業務を買取った)、今回の契約更改でUnited Water社は継続してHuber Heightsの住民に安全で清潔な上水と優れた顧客サービスとを提供できることとなった」

 

Huber Heightsという市はオハイオ州モンゴメリー郡の北東部に広がるなだらかな丘陵地帯に位置しており、西はマイアミ川を境として接している。同市は1998年に「我々と共に成長しよう(Come Grow with us)」というモットーを掲げており、実際そこには拡大するだけの十分な用地が存在している。同市のBergman技師は、「United Water社はHuber Heights市にとって重要な資産となっている。彼らは市民に卓越したサービスを提供してきたし、14年間にわたって優れた水道サービスも提供してくれている。最初はEarth Tech社が、そして現在はUnited Water社が。我々は、今後数年にわたってUnited Water社との協力関係を続けることができることを喜んでいる」

 

【United Water社について】

United Water社は、1869年創業で現在はSuez Environnement社の子会社であり、米国内に2,600名の従業員を抱え、全米26州で合計700万人を超える住民に上下水道サービスを提供している企業である。同社は、この水サービス分野では大手企業の1社に数えられ、20の公益事業体を所有および運営するととともに、同社は官民パートナーシップ(PPP)や委託契約に基づいて240箇所の自治体施設の運営を行っている。その中には、米国で最大級の上下水道契約のうちの3件が含まれている。すなわち、インディアナ州のインディアナポリス市とゲリー市、およびニュージャージー州のジャージー・シティー市での契約事業である。また、同社の関連会社であるUtility Service Company社は、長期契約に基づいて、自治体と企業の合計2000を超える顧客に対して水タンクの管理サービスを提供している。

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