A.O. Smith、中国の水処理会社の買収へ

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A.O. Smith Corp.は、世界最大の温水暖房機器製造業者の1つであるが、香港に本社のあるTianlong Holding Co. Ltd.の水処理事業の過半数の株を獲得することに同意した。このことは、2009年9月17日の同社のプレスリリースのなかで発表された。

Tianlongは、逆浸透(RO)装置とその構成部品、硬水軟化装置、フィルター、工業用・商業用水処理装置などの製造業者である。この会社は、中国の国内市場に販売し、また30カ国以上の国に輸出している。

 

この買収に際して、A.O. Smithは、Tianlongの水処理事業の80 %を所有するA.O. Smith (Shanghai) Water Treatment Products Co. Ltd.という新会社を設立するつもりである。同社は、その株のために7700万ドル(約70億円)を支払う予定であるが、それは現在のキャッシュフローと信用枠から資金を出すことになると述べている。

ミルウォーキーに本社のあるA.O. Smithは、3年以内にこの新しい中国の会社が2けたの営業利益と同時に1億ドル(約90億円)を超える売上を生み出すことを期待していると述べている。この会社は、中国法の下で完全所有の外資系企業となる。

 

この買収について、A.O. Smith Corp.のPaul W. Jones会長兼CEO(最高経営責任者)は、「われわれは、中国の大手住宅・商業用浄水会社への投資に興奮している。水処理業への参入は、A. O. Smithにとって重要な戦略的イニシアチブであり、Tianlongによって、われわれは、市場をよく知る経験豊かでよい評価を得ているビジネス・パートナーを獲得することになる。世界の大部分が直面する最大の問題の1つは、汚染されていない飲料水を確保することであり、Tianlongは、この必要を満たしてここ数年著しく伸びた。われわれは、今後顧客のこのような要求は増え続けると見込んでいる。われわれはまた、特にアジアにおいて水処理とろ過がわれわれの既存の温水暖房事業を補完すると考えている」と述べた。

 

Tianlongの買収は、2009年内に完了される予定である。

買収の完了後1年以内に、新会社は、A.O. Smithの商標で販売される中国における水処理用製品の種類を発表する予定である。

Jones氏は、「この拡張によって、われわれはよく知られているA.O. Smithの商標の強さとわれわれの広範囲に及ぶ流通ネットワークをうまく利用できるようになる。われわれの多くの中国人の顧客は、われわれが製品種目を拡大することを望んでおり、水処理がその要求を満たすのに役立つ」と述べた。

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