バーレーンのMoya、インドネシア最大の浄水コンビナートを受注

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バーレーンの水ビジネス企業Moyaのインドネシア法人PT Moya Indonesiaはこのほど、インドネシア最大の浄水コンビナートの25年のBOT(建設・運営・譲渡)契約を同国バンテン州タンゲラン市の水道公社から受注した。

Moyaは、Gulf One Investment Bankや、Adil Bushnakが率いるBushnak Groupなど、湾岸協力会議(GCC)加盟国の企業の共同出資による株式会社で、GCC諸国と東南アジアにおける上水供給とその関連インフラを中心に事業を展開している。おもな株主には上記2社のほかに、サウジアラビアのEnergy and Environmental Solutions Company、Tamimi Company、Hoshancoなどがある。

プロジェクトの概要:

Moyaがタンゲラン市水道公社から受注したプロジェクトには、浄水コンビナートの設計、建設、グレードアップ、運営、および委譲のほか、これにともなう上水道ネットワークの建設も含まれている。プロジェクトは、それぞれがコンセッション契約期間25年の3つのゾーンに分けられ、全体として建設費用は1億1000万ドル(約89億円)ないし1億2000万ドル(約97億円)と見積もられている。完成のあかつきには、このコンビナートの造水能力は日量16万8480立方メートルとなる。

関係者のコメント:

Gulf Oneの共同設立者で同社のCEOでもあるMoyaのNahed Taher会長は、これはMoyaにとってこれまでで最大のプロジェクトであり、画期的なものだとした上で、つぎのように述べている。「これにはまた、いまや『ブルー・ゴールド』とも呼ばれる水のインフラ、すなわち、今後の世界経済にとって最も重要なインフラのひとつに財を築くという点で、Gulf One Bankのヴィジョン達成へ向けての戦略的な意味がある」

Taher会長はまた、Moyaは創立以来、株主を繁栄へ導く有利な投資対象でありつづけたと述べ、さらにこう付け加えた。「取締役会からの正しい指示にもとづく経営によって、長期的に持続可能な成長をすることのできる組織がしだいに出来上がってきた」

Moya Asia LimitedのSimon A. Malhem CEOは今回のプロジェクトについてこう述べている。「これは、われわれにとってこれまでで最も重要なBOTプロジェクトだ。われわれは、このプロジェクトがMoyaとその株主にとって、今後何年も安定した大きな収入の流れに貢献するものであることを確信している」

また、Gulf Oneの共同設立者で同社の最高投資責任者(CIO)を務めるZiyad F Omarはこう述べている。「われわれはインドネシアの経済を将来性あるものと見ており、そこの現地法人であるPT Moya Indonesiaに間接的に投資できることを誇りに思っている。外国の投資家は、当然ながらインドネシアに注意深い目を向けており、この国の強い成長力を利用する機会をうかがっている」

Global Water Intelligenceによれば、インドネシアでは地方政府の水道公社(PDAM)が依然として国内の水道事業の大部分を占めているものの、近年見られるようになってきた民営化への傾向が、まだ少数ながら民間のBOT企業に利益をもたらしはじめている。

Omar CIOは、PDAMが水供給のサービスを提供しているのはインドネシアの全人口の約30%にすぎず、また、インドネシアの人口のわずか23%しか上水道を利用できる環境にないことを指摘し、Gulf Oneはその子会社を通じて、この成長市場にこれまでも参加してきたし、今後もインドネシアの急成長する経済においてますますプレゼンスを強めていくつもりだと述べた。

Omar CIOはさらにこう付け加えた。「今回の投資を通じて、Gulf Oneはインドネシアのステークホルダーらとの関係を築いてきた。この関係を将来のプロジェクトでさらに強固なものにしていきたい」

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