スペイン、水質法、廃棄物法、自然遺産保護法の改正を承認するための勅令を承認

スペインの農業食糧環境省(MAGRAMA)が環境関連の事務手続きの迅速化と簡略化を目指した勅令を承認した。同勅令により改正されたのは、水質法、廃棄物・汚染土壌法および自然遺産・生物多様性保護法の一部である。水質法に関して改正された主な部分は以下の通り。

水質法

  • EUの水枠組み指令を取り入れ、地下水とその水質を規制。
  • 地下水域に生じる問題を迅速に解決するための制度を構築する。
  • MAGRAMAに違反時の処罰についてさらなる権限を与える。
    (軽度の過失への罰金は最大1万ユーロ、重大の過失は最大100万ユーロ)
  • 国境をまたがる河川の水質管理の原則を強化。
  • 水の私的利用権から認可制度への転換(干ばつなどの非常事態に備えるため)。

タグ「」の記事:

2020年7月10日
台湾環境保護署、「水汚染防止法事業分類および定義」の改正を公告――オイル貯蔵場や貯蔵施設の分類・定義を改める
2020年7月9日
米EPA、飲料水中の過塩素酸塩を規制しない方針を最終決定
2020年7月8日
ベトナム、水資源開発や排水の許可承認に関する手数料を暫定的に減額する通達を制定
2020年7月7日
ベトナム、水資源分野の違反に対する罰則を定める政令を制定
2020年7月6日
中国標準化研究院、「汚水処理装置一式」など3本の国家標準の意見募集稿を公表し意見募集