英国Modern Water社、世界初となる商用ベースの正浸透(FO)海水淡水化プラントをオマーンにて稼働

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2012年9月5日、浄水および水質モニタリングを手掛ける英国Modern Water plcが、造水量規模200m3/日の正浸透(FO)海水淡水化プラントをオマーンのAl Najdahに建設、試運転を完了したことを発表した。

Modern Waterは2011年6月、オマーンの水・電力庁(PAEW:Public Authority for Electricity and Water)から25万オマーン・リヤル(約5140万円)のプラント建設・運営契約を受注した。同プラントは、正浸透技術を用いた世界初の商用海水淡水化プラントであり、Modern Waterにとってオマーンで2番目となるプラントである。同プラントでは、2012年7月に生産水の製造を稼働率100%で開始し、8月中は契約で定められている水質をクリアしているかどうかを判断するための試験期間とされた。プラントは現在、商用ベースでの12ヵ月の運営・維持段階に入っている。Al Najdah地区で切望されていた、きれいな飲料水源の提供を可能にしたことで、プラントは欠かせないものとなっている。Modern Waterは、多くの現地住民を現場の運営チームの一員として雇用し、訓練を行っている。

同社のPeter Nicoll技術部長によると、海から1kmに位置する塩分を含む帯水層から、垂直に井戸を掘り取水しているという。Nicoll氏によると、原水の塩分濃度は5万3000から9万マイクロジーメンス(約3万2400から5万7500mg/L)である。また、9.15 mg/Lのホウ素を、0.4から0.6 mg/Lまで抑えている。FO膜はModern Waterの設計要求に従って製造委託したものであり、酸化殺菌剤(oxidizing biocide)に耐久性がある化学構造の膜が使用されている。膜は特別に設計された水平型のベッセルに収容されており、ブラインを段階的に取り除くように配置されている。ドロー溶液の再生に用いられる膜は、ROを使用している。

Modern WaterのNeil McDougall会長は、次のように述べている。「これはModern Waterにとって鍵となる業績であり、今後の展開において非常に重要である。我々は、特許保有技術である正浸透を商用ベースで応用した世界初の企業である。我々が想定した高い期待に見合う成果を上げている。我々は、このユニークな技術を用いることによって、エネルギーおよび運用コストを大幅に削減すると同時に、供給水の水質を向上させる。我々は、徐々に注目を集めつつあるこの数十億ドル規模市場においてサスティナブルなソルーションを提供していく」。

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