世界の水処理市場は年平均3.8%で成長し、2018年には1498億ドルに達する見込み

米国Transparency Market Research社が出したWater Treatment Chemicals and Technology Market – Global Scenario, Trends, Industry Analysis, Size, Share and Forecast, 2011-2018によると、世界の水処理薬剤および水処理機器の市場は2011年には1158億970万ドル(約10兆4220億円)であったが、2013年から2018年にかけて年平均3.8%で成長することで、2018年には1498億9560万ドル(13兆4910億円)に達すると見込まれている。特に北米が最大の市場であるが、近い将来には、アジア・太平洋地域が最も有望な市場になると見込まれている。また、世界の水処理薬剤及び水処理機器の市場は、人口、政策、浄水需要、工業化などの様々な要因によって拡大していくが、先進国での市場に寄与する主な要因は、機器の交換や最新技術の導入であるという。

水処理市場は大きく3つのグループに分けられる。ポンプ装置、化学品、膜である。このうち膜の市場は、2013年から2018年にかけて年平均9.6%で成長すると見込まれている。水市場全体の需要は、世界中で起きた金融危機以降、穏やかな成長を示した。一方、化学品に対する需要は2008年に起きた金融危機のあとに減少し始め、この傾向は2010年初めまで続いたが、2013年までには正常に戻ると見込まれている。

地域別では米国と欧州が主要市場であるが、これらの地域は高い参入障壁のために市場が飽和状態にある。欧州においては、廃水処理や飲料水に対して世界で最も厳しい基準が課せられている。一方、アジア・太平洋地域は、最も高い成長率となる年平均5.1%で市場が拡大していくと予測されており、2018年までに新たな主要市場になると見込まれている。今後数年以内に、インド、中国、タイなどの国が、最も魅力的な市場に成長していくと推測されている。

これら水処理市場のメインプレーヤーとしては、BASF、Akzo、Novel N.V、Kemira、Ashland Hercules、Dow Chemical、Nalco、GE Water & Process Technologiesなどが挙げられている。