Suez Environment(2013年9月~11月の主な動向)

Suez Environment(2013年9月~11月の主な動向)

年月日 トピックス
2013年9月30日 子会社Degrémontによるドイツの総合化学メーカーBASFからの産業用水管理会社(IWM)の買収手続きが完了。
10月8日 Suez Environment社は、スペイン子会社Agbarを介してバルセロナ大都市圏との上下水道事業契約を35年延長したことを発表した。35年間の契約額は120億ユーロ強(約1兆6200億円)で、そのうち35億ユーロは新たに追加された下水処理事業の占める分である。
15日 Suez Environnement社が、豪州メルボルンの海水淡水化プラントへの再出資(37億オーストラリアドル)が決定したことと同プラントの建設に係る係争が解決をみたことを発表。
15日 子会社Degrémontがエーヌ県Chaunyの世界最大といわれるDowイオン交換樹脂生産サイトに汚水処理施設を完成。吸着性有機ハロゲン(AOX)処理ユニットを導入。AOX処理ユニットの導入は当該地域では初めてのもの。
22日 Suez Environmentは、インドのバンガロールおよびピンプリ・チンチワッドで2件の水管理契約、計2750万USDを受注したことを発表した。なお、この2件はインドでのスエズ社の初めての契約ではない。スエズ社の子会社Degremont Indiaはインドで30年以上操業しており、水処理および廃水処理のプラントを既に国内各地で展開している。
24日 Suez Environnementがグループの2013年第3四半期の利払い・税金・償却前利益(EBITDA)を発表。過去9カ月間に5%伸長しており、今期目標の達成が確実視されている。欧州における水事業については2013年に3%の後退。
28日 子会社のリヨネーズ・デ・ゾー社は、フランス・ドイツ・スイスの3国の国境に程近いアルザス第二の都市ミュルーズ市で水漏れ対策に効果的な遠隔測定警報システム導入プロジェクトの契約を獲得し、今後欧州で設置されるスマートメーター市場での拡大を目指す。
30日 子会社United Water社は、クリントン財団及びクリントン・グローバルイニシアティブと連携して、米国の水資源をより適切に管理するための新たな革新的ビジネスモデルを提供してゆくと宣言した。具体的には、大部分が老朽化している米国の上下水道や衛生施設の近代化を進めるために官民協力パートナーシップ(PPP)に基づいて新たなビジネスモデルを形成しながら進めてゆくとしている。
31日 Suez Environment、フランス・マルセイユ都市圏にて廃水処理の契約を受注。契約期間は15年間で、契約金額は12億ユーロ(約1650億円)。この契約では、大雨の際に未処理廃水が河川などに流入しないよう、調整池の建設も行う予定。
11月26日 子会社リヨネーズ・デ・ゾー社、フランス南東部のアヴィニョン都市圏にて公衆衛生サービスの管理契約を受注。契約期間は7年間で、契約金額は1400万ユーロ(約19億2500万円)。リアルタイムでの監視システムや、汚泥処理を実施する予定。

出所:Suez Environment HPおよびその他資料を基に作成