Ecosphere、フラッキング流体の処理で成長

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Ecosphere Technologies Inc.(本社:フロリダ州スチュアート)が、水圧破砕の現場で生じるフラッキング流体の処理で業績を伸ばしてきた。

子会社のEcosphere Energy Services、FNSの出資でさらに成長へ

Ecosphereの子会社でフラッキング流体の処理を専門とするEcosphere Energy Servicesは、最近、社名をFidelity National Environmental Solutions LLC(FNES)に改めるとともにトップ人事を刷新し、さらなる成長をめざしている。
FNESのRobert Cathey CEOはこう述べている。「われわれにとっても、びっくりするような展開だった。われわれはこの4年間に、700を超える坑井で30億ガロン近くのフラッキング流体を処理してきた。米国のほとんどすべてのシェールオイル・ガス開発地域でわれわれの技術が使われ、その需要は増える一方だ」
FNESの株式の39%は、フロリダ州ジャクソンビルに本社を置くFidelity National Financial Inc.(FNF)が所有しており、FNFはこの株式所有比率を51%まで高める権利を保有している。FNFの会長、William P. Foley II世は、水圧破砕が石油・ガス業界にブームを引き起こしているいま、FNESのサービスの需要はさらに増えるはずだと述べている。

Ozonix技術でフラッキング流体を再利用

FNESはEcosphere Technologiesの特許技術であるOzonixを、石油・ガス産業の採掘現場で利用している。このOzonix技術はオゾンをキャビテーションおよび電気化学的プロセスと組み合わせて使うもので、化学薬品なしに水を浄化することができる。水圧破砕の現場では、使用済のフラッキング流体は通常、蒸発池や深部注入井で処分されているが、Ecosphereの技術はこれを現場で処理して再利用することを可能にしている。
アメリカでは、毎年およそ3万の石油・ガス井が掘られており、この数は、天然ガスの価格が向こう2年ないし3年のあいだに再上昇することを考え合わせると、今後も増えつづけていくだろうとCathey CEOはいう。現在のところ、FNESは石油・ガス産業の廃水処理市場のわずか2%を占めているにすぎない。
Cathety CEOはさらにこう述べている。「われわれはいまちょうど、この市場に参入して成長をはじめたところだ。目につく他の技術といえば、もっぱら廃水の処分や淡水化に関するものばかりだ。化学薬品を一切使わずにオンサイトで即座に処理できるという点でわれわれと競合できる技術はどこにもないと思う」

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