Veolia Water(2014年3月~5月の主な動向)

Veolia Water(2014年3月~5月の主な動向)

年月日 トピックス
3月6日 Veolia Water、同社による解雇を不当として労働裁判所に提訴される。提訴したMarc Fazio氏は2009年以降、水道料金を支払う能力のない人たちへの給水停止措置の実施を拒否し続け、これに対してVeolia Waterは職務不履行を理由に2013年4月4日付で解雇を通知した。この係争は複数のメディアで取り上げられ、全国的に話題になっている。
4月1日 Veolia Environnement、オレフィンの生産を行っている台湾の台塑石化股份有限公司(FPCC)より、水処理ソリューションの契約を受注。受注額は1500万ユーロ超(約21億円)。Veoliaは、FPCCの麦寮郷石油化学コンビナートにおける水消費量の削減や排水処理を行う。
8日 Veolia Environnement、水不足と環境規則の強化を背景に、鉱業分野での売上を見込んでおり、2020年までに21億ドル(約2150億円)と2013年から倍増させることを目指していると報道される。
17日 Veolia Waterの労組、2013年7月に同社の社長に就任したAlain Franchi氏が年内に1600人の人員整理を計画している一方で93万3,000ユーロもの年収を得ていることについて、“リストラ請負人”の“スキャンダラスなまでの報酬”を非難する声明を発表した。
23日 中国・甘粛省蘭州市にて水道水からベンゼンが検出された問題について、Veolia Environnementの現地合弁会社Lanzhou Veolia Water CompanyのYao Xin会長が謝罪。この問題については、原油生産を行っている国営企業のパイプラインからの原油漏出が原因ではないかと考えられている。
5月6日 Veolia Environnement、コロンビアの国営石油会社Ecopetrol S. A.の子会社Ecopetrol Americaより、コロンビアのCastilla油田における水処理装置およびサービスを受注。受注額は7300万ドル(約74億4600万円)。Veoliaは、油田開発に伴って排出される油汚濁水の処理を行う。
12日 Veolia Water Solutions & Technologies、ブラジルの製紙メーカーKlabin S. A.のパラナ州オルチゲイラの工場に、黒液(black liquor)の処理を目的とした同社のHPDシステムを納入。
20日 Veolia Water Solutions & Technologies、シンガポールにおいて浮体式の下水処理プラントを導入することを発表。Veoliaにとって今回のプロジェクトは、東南アジア地域で初となる浮体式プラットフォームによるものである。

出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成