Veolia Water(2014年6月~8月の主な動向)

Veolia Water(2014年6月~8月の主な動向)

年月日 トピックス
2014年5月30日 Veolia Water、同社の専門知識・技術を注入するコンサルタント型パートナーシップ・プログラムを実施することで年間1200万ドル(約12億円)のコスト節減が可能になるという調査結果を米ワシントンDC水道局に提示。この新しいモデルは、ニューヨーク市、ピッツバーグ市、およびジョージア州ディカーブ郡においても実施されており、それぞれ成果をあげつつある。
6月11日 アラブ首長国連邦のMasdar社とVeoliaグループのSIDEM社、海水淡水化プログラムに関する協力合意を締結。2013年に打ち出された同プログラムの長期的な目的は、再生可能エネルギーを用いた複数の淡水化プラントをアラブ首長国連邦に設置することである。今般の技術協力の枠内で、Masdar社とVeoliaグループは共同出資で原型プラントを建設・操業する。
27日 Veolia財団が支援するMODEABプロジェクト、国連公共サービス賞を受賞。このMODEABプロジェクトは、カメルーンのバンガンテ(Bangangte)にて 15万人もの人達に対して安全な水と公衆衛生へのアクセスを改善した。さらに、それが継続できるよう関連組織の強化なども実施した。
27日 Veolia、オマーン・マスカット市のKhazzanガス田開発プロジェクトにおける原水処理施設の設計、建設、運転・管理業務を、BP社より受注。水処理施設は5000万ドル(約51億円)で、その処理能力はプロセス水が日量4000m3、飲料水が日量2000m3である。Veoliaは施設の運転・管理を1年間行い、その後は4年間の延長オプションを有する。
7月1日 VeoliaグループとオーストラリアHunter Water Corporation、国際競争入札を経て、豪州ハンター地域の25の上・下水道処理施設の運転維持管理契約を1億9300万ユーロで締結。Hunter Water社の施設の運転維持管理の入札は今回が初めてであり、この契約は同社の過去の契約の中でも最大規模となった。契約期間は8年である。
10日 Veolia、イスラエルの事業(水、廃棄物、およびエネルギー分野)の売却を発表。Veoliaはこの売却により約2億5000万ユーロ(約340億円)の債務削減につながる予定。現在Veoliaは地域戦略の見直しを行っており、資本集約の抑制が見込める地域に事業を集中していく。なお今回の売却先は、米国加州・ロサンゼルスのプライベート・エクイティOaktree Capital Management, L.P.である。
18日 VeoliaのAntoine Frerot CEO、フランスのホランド大統領のニジェール訪問に同行し、首都ニアメーの浄水プラントを視察。Veoliaは2001年からアフリカ諸国で事業を展開し、ニジェールでもすでに230万人に浄水を提供している。
28日 Veolia Water、中国の青島事業を含む水ビジネスの一部を光大水務に9200万人民元で売却。Veolia Waterが手放したのは、傘下の「青島威立雅水務運営有限公司」の78%の株式、および、「光大威立雅水務香港ホルディングス」の40%の株式。

出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成