Suez Environnement(2014年9月~11月の主な動向)

Suez Environnement(2014年9月~11月の主な動向)

年月日 トピックス
2014年9月11日 Suez Environnementの子会社United Water、米ニューヨーク州ナッソー郡の下水処理施設、揚水施設及び水路網の操業・管理・保守事業を約12億ドルで受注。契約期間は20年。加エドモントンにおける廃棄物管理事業(1億2000万ドル、5年契約)、ロサンゼルスにおける下水再処理施設の管理事業(5000万ドル、5年契約)に続く大口受注により、Suez Environnement社は北米における地歩をさらに固めた。
23日 Suez Environnement、子会社のOndeo Systemsを通じて、ニュージーランドを拠点とするDercetoの買収手続きを完了。Dercetoは、飲料水の生産・配水システムにかかるエネルギーコストを削減するソリューションのスペシャリスト。
10月1日 Suez Environnementの子会社Safege社、ミャンマー第2の都市マンダレーでのグリーンシティ・プロジェクトの技術支援パートナーとして選ばれる。Safege社は、スマートシティ関連の専門性に基づき、水、廃棄物、公共輸送、エネルギー分野での改善策を提案していく。
3日 Suez Environnement、フランス国内での大口契約の更新に失敗する可能性が浮上。同社はノール県内の84のコミューンで構成されるリール都市共同体(LMCU)に飲用水を供給してきたが、現在の契約期限は2015年2月までである。そこで新規契約の入札が実施されたが、同社が提出した提案書の17箇所がLMCUの仕様書に適合しておらず、そのために同社は入札手続きから事実上排除された状態である。現在LMCUとの間で交渉されている契約額は8年間で5億ユーロ。
29日 Degremont、中東(アブダビとオマーン)での2つの契約受注を発表し、同地域での競争力をアピール。アブダビでは、RO海水淡水化プラントの設計・建設(1億1700万ユーロ)と、その7年間の運営・維持(2900万ユーロ)。オマーンでは、廃水処理プラントの設計・建設・運営(総額5000万ユーロの契約金のうち、Degremontの分は2500万ユーロ)。
11月14日 Suez Environnementの子会社United Waterが提案していた、米ニューヨーク市の北のハドソン川沿岸での最初の淡水化プラントが、ニューヨーク公共サービス委員会から却下される。これは、現在の水使用量が過大評価されていたことが発覚したことで、新たな水源確保の緊急性が不要になったため。

出所:Suez Environment HPおよびその他資料を基に作成