コロンビア住宅省、2014年の上下水道整備実績報告書発表――1億7000万米ドルで、155プロジェクトを実施

コロンビア住宅省は2014年12月24日、2014年に実施した上下水道整備の実績報告書を発表した。2014年は、26の県で、約1億7000万米ドルの投資で155件のプロジェクトを完了した(地域別の内訳は下図)。また、約1億8000万ドルの投資で151件のプロジェクトがすでに開始されている。これらのプロジェクト実施の為の公共事業投資は、2014年のコロンビアの経済成長を牽引し、クリスマスまでに上下水サービスを享受出来る家庭が更に増加した重要な年であると、コロンビア住宅相は強調している。

 

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図 2014年に実施された上下水道プロジェクトへの地域別投資額(単位:百万米ドル)

 

報告されている主なプロジェクトは、以下の通り。

2014年に完了したプロジェクト

  • コルドバ県の、上水道拡張。投資金額約510万米ドル。4万5千人の住民向けに、上水道普及が76%から85%に改善。また3日毎に4時間しか飲料水が供給できていなかったのが、毎日24時間供給出来るようになる。
  • カルダス県の、浄水プラント整備。投資金額約540万米ドル。40万人の住民向けに、600リットル/秒だった能力を1,200リットル/秒に増強及び、耐震構造に改良。
  • リサルダ県の、上水道改善。投資金額約300万米ドル。25万7000人の住民向けに、飲料水の継続供給を保証し、非常時用の貯水池を確保。
  • ナリーニョ県の、浄水プラントのろ過槽の改善。投資金額約320万米ドル。48万7000人の住民向けに、現在普及率が86%の飲料水の質を改善。

2014年に開始したプロジェクト

  • カウカ県の 上水道整備。投資金額約1520万米ドル。14万9000人の住民向けに、都市部の飲料水普及率を100%とし、また現在5日毎に8時間の飲料水供給を、毎日24時間供給とする。
  • サンアンドレス島の、下水道建設。投資金額約1200米ドルで、1万9500人の住民向けに、ナタニア地区の下水道普及率を0%から100%とし、都市部の普及率を43%から73%とする。
  • アンティオキア県サンビセンテ・フェレール市の上下水道整備。投資金額約380万米ドル。飲料水普及率及び下水道普及率共に、現在の95%から100%とする。

住宅省の報告書は、以下のサイトからダウンロード可能(西語表記)。
http://minvivienda.pbm.com.co/gbe/uploads/adjuntos/Documentos/Informe%20agua%20y%20saneamiento%202014.pdf

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