Veolia(2015年12月~2016年2月の主な動向)

Veolia(2015年12月~2016年2月の主な動向)

年月日 トピックス
2015年12月1日 Veolia、子会社Veolia Perúを介して、ペルーのMilpo社が所有するCerro Lindo銅・鉛・亜鉛鉱山の脱塩プラントの操業・保守契約を受注。契約期間は3年。Veolia社は沿岸部で取水した海水を逆浸透膜法により淡水化し、標高1850mのCerro Lindoプラントまで輸送する。
10日 Veolia Water Technologies、ESSECビジネススクールとシンガポールのフランス大使館とともに、Think Tank Asiaイニシアティブを開設。
13日 Veolia、子会社Veolia Water TechnologiesおよびKrüger A/Sを介して、ザンビアのカフブ上下水道公社(KWSC)から、カッパーベルト(Copperbelt)州の上下水処理インフラの補修と整備に関する契約を受注。同契約の価値は約1億160万ドルとされている。
14日 Veolia、パリで株主総会を開催し、2016年から2018年にかけての新たな戦略計画の詳細を発表。同計画は主にふたつの前提から成りたち、すなわち、官民の顧客間のバランスを改善することによる売上増と事業効率の改善である。
2016年1月14日 Veolia、子会社のVeolia Industrieserviceを介して、スウェーデンの大手電力・エネルギー会社VattenfallよりドイツのNuon Energie und Service社を買収。この買収でVeoliaは、ドイツでの産業部門ビジネスの強化を図り、今後12年間で2億8700万ユーロの売上積算を見込む。Nuon Energie und Service社はドイツ西部にあるデューレンのニーデラウ工業団地、およびハインスブルクにある工業団地のユーティリティ運営をおこなっており、今後Veoliaが電力、ガス、水道、廃棄物サービスなどをこれらの工業団地で提供する。
15日 Veoliaの子会社で米国における公共上下水処理ソリューションを専門とするKruger社、コロラド州ロイターヘス浄水施設において、最新の処理プロセスを立ち上げたことを発表。この浄水プラントでは、同社のACTIFLOTM Turbo、ACTIFLOTM CARB、およびKruger Ceramic Membranes (KCM)を採用。
18日 Veolia Water Solutions & Technologies(Thailand)社、多国籍食品企業Associated British Foods社のバンコク・サムットプラーカーン県にある工場への、フルターンキー廃水処理プラントの供給を発表。
20日 オーストラリアの水道公社Sydney Water、オーストラリアIFM Investors社とVeolia社が共同所有するWyuna Water社の水処理プラントの操業・保守に関する契約を15年更新。対象となるのは、シドニー南部、ウォロノラ及びイラワラのプラント。契約額は2億5000万ユーロ強とされる。
21日 Veolia Water Technologies、ポーランドにあるNamyslow Brewery社への、最新の嫌気-好気性廃水処理プラントの供給契約を発表。嫌気性プロセスによってバイオガス生産を最大化し、それをエネルギーに変え、廃水処理プラントの操業に利用する。これにより、コスト削減と環境負荷を低減することが可能となる。
2月22日 Veolia Water Technologies China、韓国の飲料会社であるBacchus社の中国関連会社Shanghai Bacchus社より、廃水処理プラントの設計・建設を行う、フルターンキー契約を受注。場所は、天津市および成都市の2か所。

出所:Veolia HPおよびその他資料を基に作成