米EPA、2016年排出水ガイドライン計画の暫定版を公表

米環境保護庁(EPA)は毎年、産業廃水の排出状況を調べ、それが健康と環境に懸念をもたらしているかどうか、また、さらなる規制が必要かどうかを判断し、それにもとづいて、今後EPAがとるべきアクションや、規制と調査の対象とするべき業種等をまとめた「排出水ガイドライン計画」を2年ごとに公表している。2016年6月27日、EPAは「2016年排出水ガイドライン計画」の暫定版を公表し、これについて同年7月27日までの意見募集を開始した。

暫定版ガイドライン計画の概要

この暫定版ガイドライン計画では、すでに検討がはじまっている事項を除いては規制の新規制定や改正については何も述べていない。すでに検討がはじまっている事項としては、おもに以下のものがある。

  • 歯科医カテゴリーを対象とした前処理基準
  • 非在来型石油・ガス採掘を対象とした前処理基準
  • アラスカの海産食品加工産業を含む缶詰・保存海産食品カテゴリーを対象とした排出限界

暫定版ガイドライン計画はまた、以前のガイドライン計画で公表されていた進行中の3件の業種調査についての情報を更新している。

  • 石油精製
  • 廃棄物集中処理施設
  • 金属表面処理

また、1980年代に最初のガイドラインが策定されて以来の変化を反映して、以下のカテゴリーについて見直しをおこなっている。

  • 電池製造
  • 電気電子部品製造

さらに、現行の排出水ガイドラインによっては排出水中の汚染物質がじゅうぶんに規制されていないおそれのあるカテゴリーとして、以下のものを挙げている。

  • 製鉄と製鋼
  • 有機化学物質・プラスチック・合成繊維(OCPSF)
  • パルプ、紙、およびボール紙の各カテゴリー

なお、「2016年排出水ガイドライン計画」暫定版は以下のURLで読むことができる。
https://www.epa.gov/sites/production/files/2016-06/documents/prelim-2016-eg-plan_june-2016.pdf