中国、「流域ごとに設置する環境監督管理および行政取締機関の試験事業計画」が可決

中国では、2017年2月6日に開催された中央全面深化改革指導グループの第32回会議で、「流域ごとに設置する環境監督管理および行政取締機関の試験事業計画」が審議され可決された。

同会議では、流域ごとに設置する環境監督管理および行政取締機関により、生態系全体の系統やその内部に存在する法則に従って流域を管理区画とし、上流・下流および左岸・右岸を統一的に計画して、権限と責任の調整を行い、流域の環境監督管理および行政取締りにおける役割配置の最適化を図り、流域の環境保護における統一された計画・基準・環境影響評価・モニタリング・取締りを実現することにより、環境保護全体の効果を引き上げることが強調された。

また、同会議では、党や政府の主な責任者が改革を強化し、重要な模範的役割を担う上層部が指揮を執り、確実な取り組みや具体的な実施を図ることが強調された。党中央指導部の改革に関する精神を迅速かつ徹底的に伝達し、積極的に党中央指導部が計画した改革任務を手配するとともに実行に移して、党中央指導部が提出した重要な改革に関する問題については、真摯に検討し解決を図っていく。改革構想を検討する際には、主導的役割を発揮し、重要な改革計画の質を厳しく検査して、党中央指導部の要求と地方当局の実情とを結びつける。重要な問題、実質的な内容、効果的な措置に力を入れ、見かけ倒しで表面を取り繕うような行動は取らない。改革の全過程で調査や研究を徹底し、重要な状況、矛盾のある問題、国民の期待を把握し、改革措置の成果を細かく追求するとともに、実情を把握する。

改革の推進に伴い難題も増える。状況を見定めた後、党政府の主な責任者たちは、勇敢に決定を下し、責任を負い、確固とした立場で実行していかなければならない。重大な改革や分野間での協調が困難な事柄においても、勇敢に難題を引き受け、統一的な計画・調整の強化を図り、イデオロギー宣伝活動を実施し、良好な雰囲気を醸成していく。

なお、「中央全面深化改革指導グループ第32回会議」の内容は、下記のURLにて閲覧可能である(中国語:簡体字)。
http://www.gov.cn/xinwen/2017-02/06/content_5165887.htm

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