ベトナム・ドンナイ省、工場排水自動監視ステーションを未設置の企業に対して生産停止処分を予定

ベトナムで、2017年5月31日、「地方における排出情報の自動監視ステーションの稼動管理活動に関する会議」が開かれ、ドンナイ省人民委員会の副委員長Vo Van Chanh氏が大量の排水をおこなっている企業に対しての要求事項を述べた。ドンナイ省人民委員会によると、排水量が1000m3/日以上の企業に対して、地表水または廃水の監視を目的とした完全自動化監視ステーションを設置しない場合は、生産活動を停止させるという。

現在、ドンナイ省で工業生産の過程で生じる廃水量は30万7000 m3/日に達しており、廃水管理は行政機関にとって大きな課題となりつつあり、各地方で、工場からの排出に起因する多くの深刻な環境汚染事故が摘発されている。そのため、2013年からドンナイ省では自動監視ステーションの構築が進められてきた。これまでに、26か所に及ぶ排水および排気の監視ステーションが稼働を始めた。これらの監視ステーションからのデータは各地方の天然資源環境局へ送信され、各企業の廃水を24時間にわたり管理できる仕組みである。

同会議の場でドンナイ省人民委員会のVo Van Chanh副委員長は、監視ステーションのお陰で、各地方の排出状況を管理できるようになったと述べた。ティヴァイ川、ドンナイ川の下流などにおける環境汚染が頻発する地域の状況は改善され、監視ステーションの完成後は企業の意識が向上したという。ただし、規定通りに監視ステーションを設置していない企業も未だにあるのが現状である。具体的には、1000 m3/日以上の廃水排出源を持っている企業17社のうち10社が自動監視ステーションを未設置である。これらの企業については、9月30日までに設置しない場合は、生産活動を停止するとChanh氏は説明した。

さらに、Chanh氏がドンナイ省の天然資源環境局へ提案した内容によると、今後は排出量200 m3/日以上の企業も自動監視ステーション設置の対象に拡大するように実施計画を策定する予定であるという。