米EPAのPFAS水質汚染対策

米環境保護庁(EPA)第4管区(南東部地方)のTrey Grenn管区長がPFAS類による水質汚染への対策に関するEPAの取組について寄稿した記事が、2018年8月13日付のThe Fayetteville Observer紙のネット版に掲載された。PFAS類は、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、PFOAの代替物質であるGenX、PFOSの代替物質であるペルフルオロブタンスルホン酸(PFBS)などの有機フッ素化合物類の総称である。第4管区の所轄地域のひとつであるノースカロライナ州では、近年、GenXなどのPFAS類が河川、水道水、井戸などから検出されている。

EPAの取組

以下は、この記事のなかでGrenn管区長が紹介しているEPAの取組の概要である。

  • 2種類のPFAS化学物質――PFOAとPFOS――の最大許容濃度(MCL)を定める必要性についての評価を開始する。その一環として、連邦政府のパートナーらを招集し、水道水中のPFOAおよびPFOSについて知られているあらゆることを検討する。
  • PFOAとPFOSを、包括的環境対策補償責任法(スーパーファンド法)第102条などの既存の法制度のひとつを使って「有害物質」に指定することを提案するのに必要なプロセスを開始しているところである。
  • 汚染サイトにおけるPFOAとPFOSに関する地下水浄化勧告を策定する。
  • GenXとPFBSの毒性値をこの夏中に決定するため、連邦政府および州政府のパートナーらと密接に協力して作業を進めているところである。

このほか、EPAはPFAS類管理計画を策定することにしており、これを年内に公表する予定である。