メキシコ連邦監査局、繊維企業に対し排水処理不備によって排水停止処分を命令

2018年9月6日、メキシコ連邦環境監査局(PROFEPA)は、イダルゴ州の繊維企業に対して、排水処理不備によって排水活動の停止処分を命じたことを公表した。同社は排水処理施設を保有するも適切に稼動していなかった。エコロジー均衡及び環境保護一般法、国家水資源法並びに連邦行政手続法に基づき、同処分が命じられた。

一般市民から同企業の排水によって河川が化学物質で汚染されている旨の通報があり、PROFEPAが立ち入り検査に入ったところ、排水処理が不備であった。

同社は地下水を年間約40万立方メートル使用しており、生産及び染色の工程で排出された排水は処理施設に送られるが、当該設備が稼動しておらず、生物学的水処理がされていなかった。

エコロジー均衡及び環境保護一般法、国家水資源法並びに連邦環境責任法に違反していることが判明し、エコロジー均衡及び環境保護一般法、国家水資源法、連邦行政手続法に基づいて、同社に対して排水処理活動の停止処分、併せて排水処理施設の正常稼動を立証することが命じられた。