ペルー大統領、投資約4億米ドルの上下水インフラのリマ市南部への建設を承認

2018年11月18日ペルー大統領は、34万6000人の住民に恩恵を与える、リマ市南部のサン・フアン・デ・ミラフローレス、ビジャ・マリア・デル・トリウンフォ、ビジャ・エル・サルバドル地区の上下水工事を承認する決議書を、同地区の住民に手渡した。

工事の投資額は13億8100万ソル(約4億米ドル相当)で、上下水道へ8640戸を新たに接続する第一段階と、既存の上下水道の20,056戸の接続の取り換え及び、20の新しい貯水池建設と既存の15の貯水池の改善、下水道二次管200kmと5677個の下水道ケース設置、下水道二次管76.7kmと1517個の下水道ケースの修復を第二段階で行う予定となっている。承認された第一段階の投資額は、6億9900万ソルとなっている。

大統領は、このプロジェクト実施により、リマ市内の飲料水普及の格差がなくなり、飲料水の完全普及で社会の発展と住民の福祉向上を目指すという政府の政策と実行するものとなると強調。また水は人間の基本的ニーズであり、国家はこのニーズに無関心になることなく、年間を通じて、また何年もかけて、明確な期限を設定して対応する必要があると述べた。

プロジェクト実施の業者は今年12月の入札で選定され、工事は2019年上半期に開始する予定となっている。

なおペルーでは、首都のリマ市と近郊のカジャオ市だけで、住宅・建設・下水省により今年6億8000万ソルが下水工事に投資されている他、安全な水プログラムで1億3900万ソル、上下水サービス公社SEDAPALにより投資額5億5000万ソルの上下水工事が実施されている。

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