Hyflux、インドネシアの水処理市場への進出を目論む

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シンガポールの水処理企業Hyfluxが、インドネシアでの工業排水処理、浄水処理などの分野への投資を検討していることを同国工業省に明らかにした。これはインドネシア現地紙が2015年5月23日に報じたもので、工業省・農業化学総局の飲料・たばこ工業局ファイズ・アフマド局長(Faiz Achmad)によると、水ビジネスを専門とする同社が、海水淡水化や工業排水処理、浄水処理などにおける提携を申し出たという。「彼らは工業大臣に会いに来て、インドネシアで事業を開始し汚水処理技術を必要としている国内の工業セクターを支援するにはどうすればよいか意見を求めた」と同氏は説明する。

またファイズ氏によると、同社はジョイント・ベンチャーを設立するために国内工業に介入させてほしいと要請してきたという。「工業大臣は、いくつかある既存のボトルウォーター企業と提携を結ぶことをアドバイスした。しかし、Hyflux社はまだ動き始めたばかりの段階で、その後の動向がどうなったか我々は知らない」

EnviXコメント

この報道からも分かる通りHyfluxは、アジアをはじめとした新興国市場への進出を着々と狙っている。数年前にはMENA(中東・北アフリカ)地域で大型の淡水化プラントの建設に携わっており存在感を示していたが、そのほかの地域への進出にも積極的な姿勢を表している。例えば2014年には、メキシコの基幹銀行Banco Interaccionesとの間で覚書(MOU)を締結し、メキシコにおける水関連その他のプロジェクトの事前探査から実際の設置に至るまでを共同して進めていくことを発表している*1。また、今回のインドネシアでの水処理案件の模索も、Hyfluxの地域戦略を知るうえで重要な意味を持つ。

なお、同社の最近の地域別売上を見る限り、発祥の地であるシンガポールがその大半を占めている(下図)。しかし将来的には、現在進行中の地域展開が結実することで、シンガポール外の比率が高まるものと予測される。

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図 Hyflux社の地域別売上額
(出典:Hyflux Annual Report 2014よりEnviX作成)

*1 EWBJ51号に関連記事有り「Hyflux、メキシコの水プロジェクト獲得に向けて同国の金融機関と覚書を締結

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