中国上海市、水汚染防止行動実施計画を可決

2015年12月に中国環境報で報じられたところによると、上海市共産党委員会は、「上海水汚染防止行動実施計画」(以下、「計画」と略称)を原則的に可決したという。同「計画」で定められた目標は以下のとおりである。

2017年末まで すべての汚水収集・処理の実現、汚水処理場の1級A基準への到達、汚水が流れる河道(河川や水路、側溝など)からの異臭の除去・改善。
2019年まで 都市汚水処理率95%を達成。
2020年まで 地表上から使用できない水系をなくし、地下水や沿岸海域の安定した水質を維持。

「計画」では、引用水源の安全性向上、汚水処理場ネットワーク構築の加速、農業や農村汚染の改善、工業汚染の厳格管理、生態環境の総合的改良の深化、水生態系の保護強化の6つの分野における270あまりの整備措置が設けられた。保障措置には、組織構築の強化、総合的な管理制御の実施、法執行の厳格な監理、一般市民の監督強化、科学技術による支援の強化、イノベーションへの投資メカニズムが含まれる。

また、同委員会の会議では、以下の点が強調された。水汚染防止業務を高度に重視し、協力に向けた枠組みを作り上げ、スローガンを掲げることではなく業務を遂行することをプロジェクトの主眼とする。国務院の「水汚染防止行動計画」を徹底的に実施し、上海市の実情を踏まえた上で、エコ発展理念や水環境保護の各段階の特徴に基づき、より統一的な計画を図り、一丸となって計画を継続的に推進し、水汚染防止への取り組みを強化していく。「計画」の発表を契機に、より決意を強固なものとし、業務のさらなる強化を図る。また、関連する基準を引き上げ、より厳格な措置により業務を遂行していく。問題解決を中心に据えた取り組みというスタイルを堅持し、実際の効果を求めていく。厳格な基準を維持し、環境保護部門による厳格な法執行を全力で支援する。

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