ニューヨーク市会議員、同市のボトル入り飲料水購入の禁止を推進

ニューヨーク市会議員Eric Gioia(Queens区選出、民主党)は、市の予算から市の機関のためのペットボトルに入った飲料水の購入費を削除して、200万ドル(約1億8000万円)を節約することを再び提案しているとThe Epoch Times が2009年9月報じた。

 

同議員は、すべての政府ビルで市が購入しているボトルに入った飲料水の飲用を禁止するためのIntro 914号という法案の迅速な可決を強く求めている。

全市管理サービス局は、ニューヨーク市の政府機関がボトル入り飲料水に年間210万ドル(約1億9000万円)使ったと報告している。

Gioia議員は、「ニューヨーク市には世界でもっとも汚染物質の少ないもっとも味のよい水道水があるのに、ボトル入り飲料水を飲むために1,000倍もの金を支払う理由は何もない」と述べた。

Gioia議員と法案の共同提案者のSimcha Felder市会議員(Brooklyn区選出、民主党)は、ニューヨーク市の政府機関の支出の引き締めに努力するために設けられたGioia議員の「監視週間(Watchdog Week)」の一環としてこの法案の可決を推進している。

 

ニューヨーク市の水道水は、ニューヨーク州北部にある19カ所の貯水池の水を完ぺきに処理した、環境保護庁(EPA)にニューヨーク居住者がろ過されていない水を味わうことを許す免除を認めさせたレベルの汚れの少ない水である。

2007年にEPAがこの免除を発表した後、Michael Bloomberg市長は、「私は、ニューヨーク市にはこの辺りでは最高の水があるとずっと思っていたが、米国政府がこのことを確認してくれた。これは、わが市の金を節約し、水道水を飲む方が高いボトル入り飲料水を飲むよりよいことをニューヨークの住人に広く伝えるわれわれの取り組みで使える信任投票である」と述べた。

それにもかかわらず、市役所は、その水道水の水質を無視して、ボトル入り飲料水を購入するために毎年200万ドル以上を浪費してきた。

全米市長会は昨年、購入されたボトル入り飲料水は、水道水を使うコストの4,000倍で売られていることを見出している。

参考資料:The Epoch Times 2009.9.9:
http://www.theepochtimes.com/n2/content/view/22279/