ドンナイ資源環境庁のLe Viet Hung委員長は2010年11月下旬、環境監視及び環境への廃水排出防止を目的として、環境監視装置の購入に関する入札を行うための手続きを進めているところだと述べた。
ドンナイ資源環境庁としてはアメリカ、日本、ドイツの自動環境監視装置のサプライヤーに入札への参加を呼びかける考えである。具体的には、自動水環境監視装置4台及び排水監視用専用車両1台を同庁が調達するものである。この自動水環境監視装置が1時間ごとに測定し、毎日測定データを報告するので、仮に廃水を垂れ流す企業がある場合は、その違法行為がすぐにばれてしまう。さらに、ある市民が発見し、同庁に電話すれば、同庁の専門家は廃水排出犯人を見つけるために、専用車で1時間以内に廃水サンプルを取りに行き、分析を行うという。
上記の監視装置の価格は合計で約160億ドン(約7000万円)である。こうした装置の導入は、環境へ廃水を違法に垂れ流すことを抑制する上で重要な対策だと言える。ドンナイ資源環境庁だけでなく、現在、ホーチミン市の資源環境庁も工業団地、加工団地での自動排水監視システム設置の計画を立て、同市の市民委員会で検討・決定してもらうべく計画書を提出している。