中国環境保護部は、2010年12月31日付けで2010年度「国家先進汚染防止モデル技術リスト」と「国家が発展を奨励する環境保全技術リスト」に関する公告を公布した。
これら2つのリストは、「国務院:科学発展観を徹底し、環境保全を強化するに関する決定」(国発「2005」39号)及び「国務院:省エネ・汚染物排出削減総合取り組み法案に関する通知」(国発「2007」15号)に基づき、環境保護部により策定されたものである。
今回公布した「国家先進汚染防止モデル技術リスト」では、以下のような7つの分野で50項目の技術及び各技術の関連指標、適用範囲、発展状況、先進性を記している。
(1) 都市部汚水、汚泥、ごみ浸液処理および水体(河川湖沼・ダムなど)修復技術
(2) 工業排水処理、リサイクルと排出削減技術
(3) 脱硫、脱硝、除塵技術
(4) 固体廃棄物総合利用、処理処置及び土壌修復技術
(5) 工業クリーン生産技術
(6) 騒音と振動コントロール技術
(7) モニタリング関連技術
また、「国家が発展を奨励する環境保全技術リスト」では、以下のような9つ分野で129項目の発展奨励技術をリストアップし、各技術の技術内容、適用範囲の説明も明確にしている。
(1) 都市部汚水、汚泥処理および水体(河川湖沼・ダムなど)修復技術
(2) 工業汚水処理、リサイクルと排出削減技術
(3) 脱硫、脱硝、除塵技術
(4) 工業排気対策、浄化および資源化技術
(5) 固体廃棄物総合利用、処理処置及び土壌修復技術
(6) 工業クリーン生産技術
(7) 農村部汚染対策技術
(8) 騒音と振動コントロール技術
(9) モニタリング関連技術
2010年度の新リストの公布に伴い、2009年に公布された同様の2つのリストが2010年12月31日付けで廃止となった。