Suez Environmentは2013年4月22日、2013年第1四半期の決算で、厳しい欧州経済の影響を受け、同社の経常利益は前年比2.6%減の35億ユーロ(約4600億円)であったと発表した。なお、EBITDAは前年比0.8%増の5700万ユーロ(約75億円)であった。決算発表後、同社の株価は1.7パーセント上昇し、10.01ユーロとなった。
欧州における水事業は3.4%増であったものの、経済停滞による廃棄物の取扱量の減少や、2次原料価格の落ち込みにより欧州における廃棄物事業が5.3%減少した。欧州以外の地域では、全体として4.1%の落ち込みであったが、オーストラリア・メルボルンにおける海水淡水化事業により、アジア・太平洋地域は8.0%の伸びを見せた。また、インドやアフリカで新規契約を受注したDegrémontの経常利益は8.5%と水部門を牽引した。