米カリフォルニア州エネルギー委員会、便器等の節水基準改正案についてワークショップを開催

カリフォルニア州は深刻な水不足に見舞われており、2014年1月にはブラウン知事が州全域を対象に水不足の非常事態宣言をおこなった。これをうけて同州エネルギー委員会は、水まわりの設備・機器の新たな節水基準の制定作業を開始し、同年4月に、便器、小便器、および蛇口の節水基準改正案とその説明等をまとめたスタッフ・レポートを公表した。同委員会は、この基準改正案についてひろく意見を聴くためのワークショップを2014年5月6日に開催する。

節水基準改正案の内容

  • 刑務所または精神療養施設用に設計されたものを除き、便器はすべて、1.28 gpf(1回の洗浄あたり1.28ガロン)を超える水を消費してはならず、また、そのMAPスコア(MAPはmaximum performanceの略で、MAPスコアは固形物を流す能力をあらわす)は350グラム以上でなければならない。
  • 長桶型、および刑務所または精神療養施設用に設計されたものを除き、小便器はすべて0.5 gpfを超える水を消費してはならない。
  • 家庭トイレの蛇口はすべて、管内水圧60 psi(1平方インチあたり60ポンド)での流量が1.5 gpm(毎分1.5ガロン)を超えてはならず、管内水圧20 psiでの最小流量は0.8 gpmでなければならない。
  • 炊事場の蛇口はすべて、流量が1.8 gpmを超えてはならない。ただし、鍋等に水を注ぐために流量を一時的に2.2 gpmに増やす機能はあってもよい。
  • 公衆便所の蛇口はすべて、60 psiでの流量が0.5 gpmを超えてはならない。

節水基準が上記の案の通りに改正され、それが全面施行されると、水とエネルギーの資源を金額にして年間11億2000万ドル(約1140億円)節約し、水の消費量を年間866億ガロン減らす効果があると見積もられている。

なお、この節水基準改正案とその説明等をまとめたスタッフ・レポートは以下のURLで読むことができる。
http://www.energy.ca.gov/2014publications/CEC-400-2014-007/CEC-400-2014-007-SD.pdf