Veolia Water(2014年9月~11月の主な動向)

Veolia Water(2014年9月~11月の主な動向)

年月日 トピックス
2014年8月31日 スウェーデンのストックホルムで開催された国際会議「World Water Week 2014」においてVeoliaグループが討論会を主催。世界銀行、マッキンゼー、世界自然保護基金(WWF)、Nature Conservancy、産業界からシェルやネスレ等の代表が参加し、将来の水利用を中心にエネルギー問題や廃棄物問題についても広範な議論が展開された。
9月22日 Veolia Water Technologies、マレーシアの政府系投資会社である「1 Malaysia Development Berhad(1MDB)」と20年にわたる事業提携を結ぶ。この両者の提携は、クアラルンプールの国際金融特区Tun Razak Exchange(TRX)プロジェクトにおける高い環境基準および再生水の導入を目的としている。Veoliaは、この地域における年間排水量380万m3の80%以上の再生水処理率を目指す。
10月1日 Veolia Water Technologies、東南アジア最大規模の化学品メーカーからインドネシアにおける廃水処理プロジェクトを受注。このプロジェクトでは生物学的手法によるVeoliaのBASTM処理プロセスを採用。
21日 Veolia、中国最大の鉄鋼メーカー「河北鋼鉄集団(Hebei Iron and Steel Group)」の子会社である唐山鋼鉄集団(TIS:Tangshan Iron & Steel)から、工業排水処理施設の建設・運営契約を受注。河北省にあるTISの2つのプロジェクトが対象で、いずれも30年にわたる長期契約。この契約によるVeoliaの売上は3億9000万ユーロにのぼる。
22日 日立製作所、OTV社(Veoliaグループの水処理プラント企業)、エジプト国営企業ArabCo社は共同で、イラク南部のバスラでの大規模淡水化プラントの前処理設備および関連設備のEPC契約を受注。受注金額は240億円で、そのうち100億円が日立とVeoliaに。2017年4月に完成予定。
11月11日 Veolia Water Technologies、英国Thames Waterのスタントン・ハーコートでの下水処理場へのディスクフィルターの納入契約を受注。
14日 米ピッツバーグ上下水道公社がVeolia Water North Americaとのパートナー契約を再延長することを発表。今回は、2013年7月に交わされた延長契約*1をさらに引き延ばすもので、2015年12月末までとなる。
19日 VeoliaとIBM、スマート・シティ事業の強化にむけて、世界中の自治体行政の効率を改善する新たなパートナーシップと新たなソリューションを公表。このパートナーシップを通してVeoliaは、自治体サービス管理への業界最高水準のデータ駆動型アプローチを提供することにより、自治体向けサービス・プロバイダーの最前線に立つことを目指す。

出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成

*1 EWBJ46号に関連記事有り「ピッツバーグ上下水道公社、Veoliaとの契約を延長