デンマーク、2025年までに水技術の輸出を倍増と公表

デンマーク企業は、ポンプやバルブ、また、例えば汚染水の浄化や水の無駄遣いを最小限とする水技術に関しては世界レベルの解決策を有している。そして、世界的に水技術のマーケットは急速に成長している。にもかかわらず、デンマークは市場占有率において負けている。そのため、輸出をさらに後押しするために、業界と環境大臣は共通のビジョンをうちたてた。

ビジョンの主な目標は、水技術の輸出を、遅くとも2025年までに倍増させることである。さらに、どのように輸出を強化するか、一連の具体的な行動計画がある。また、これにより3000~4000人のデンマークの雇用を創出するとみている。環境大臣は「水はデンマークの新しい風となりえます。ですが、自然発生的に起こるものではありません。水技術の輸出に関して、どのようにデンマークが再び台頭できるか、その計画をたてられたことに非常に満足しています。何よりも、業界がこの計画の責務を担うことに満足しています」と述べている。

現在、デンマークは水技術の解決策に関する世界市場において約0.5%を占めるに過ぎず、2013年のデンマークの水技術輸出は151億デンマーククローネ(約2570億円)であった。