GE(2017年3月~5月の主な動向)

GE(2017年3月~5月の主な動向)

年月日 トピックス

2017年3月2日

GE、カリフォルニア大学デイビス校およびWinesecrets社(ワイン製造業向けのソリューションを提供)と共に、雨水をワインの製造工程で再利用するパイロット・プログラムを発表。GEは、逆浸透(RO)システムおよび全有機炭素分析をワイナリーに提供する。

22日

GE、ラテンアメリカの水不足の現状についてまとめた白書“Addressing Water Scarcity through Recycling and Reuse: A Menu for Policymakers/Perspective on Latin America, Brazil and Mexico”を発表[1]。水不足対策に向けては水のリサイクルおよび再利用といったソリューションの潜在的な可能性が今後拡大すると結論づけている。

2017年4月25日

GE、ノルウェーのStatoil社より、バレント海での洋上石油・ガス事業における海水中硫酸塩の除去ユニットの導入契約を受注。本契約はGE単独ではなく、同社とHalvorsen TEC社のコンソーシアムによるもの。

27日

GE、洋上石油・ガス事業者向けの包括的水処理ソリューション・プランを提供するサービスである“OnBoard”を発表。OnBoardは、デジタル技術、遠隔監視、診断ソフトウェア、膜、化学品、硫酸塩除去などを含むサービスである。

5月1日

GEの手がけたカナダの石油精製所における廃水リサイクル・プロジェクトが、Global Water Intelligence社のGlobal Water AwardsにてIndustrial Water Project of the Yearを獲得。導入したCo-op Refinery Complex社の精製所は、オンサイトでの廃水100%リサイクルを北米で初めて達成した事例である。処理された廃水は、現場での蒸気生産にリサイクルされている。

5日

GE、同社の膜曝気型バイオフィルム・リアクター(MABR)技術“Zeelung”と高度一次処理技術“LEAPrimary”を導入した、イタリアの下水処理プラントでのパイロット・プロジェクトにて、大幅なエネルギー節約に成功したと発表。

出所:GE HPおよびその他資料を基に作成

[1] https://www.gewater.com/kcpguest/documents/Technical%20Papers_Cust/Americas/English/Addressing_Water_Scarcity_in_LAM.pdf