中国国家発展改革委員会と住宅都市建設部、「国家第13次5カ年計画」における都市汚水・ゴミ処理施設建設計画の中期評価実施を通知

2018年6月14日、中国国家発展改革委員会と住宅都市建設部は第13次5ヵ年計画期間における都市汚水・ゴミ処理施設建設計画に対する中期評価を実施すると発表した。同通知によれば、各地域は汚水とゴミという2つの建設計画の実施状況に対する評価を実施し、主な問題点を発見し、今後の実施に向けた改善措置と政策建言を提出しなければならない。評価の対象となる期間は2016年1月1日~2018年6月30日の期間で、中期評価報告書の提出は7月15日までとなる。

汚水処理及び再生利用施設建設計画の中期評価報告の作成指針によると、各地方政府は所在地域の位置(例えば、京津冀地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域、敏感地域の新規都市など)及びその地域の特徴に基づき、汚水処理率、汚泥無害化処理率、再生水利用率などの主な目標の達成状況について評価を実施しなければならない。評価報告書には、汚水収集システム、汚水処理施設、汚泥無害化処理、再生水利用施設建設、初期雨水汚染対策、都市黒臭水総合対策などの実施状況、投資と資金調達状況、保障措置などの内容が含まれるべきである。

また、各地はゴミ処理施設建設計画の中期評価報告書を作成する際、当該地域の特徴に基づき、生活ゴミ無害化処理率、未処理ゴミ埋め立てゼロ、建制鎮生活ゴミ無害化処理能力オールカバー、無害化処理総能力に占める焼却処理能力の割合、生活ゴミ回収利用率及び第13次5ヵ年期末での目標の達成予想などについて評価を実施しなければならない。加えて、評価報告には無害化処理施設、ゴミ収集運輸システム、既存対策、生ごみ資源化利用と無害化処理、生活ゴミ分類など主な任務の達成状況及び投資と資金調達状況などの内容が含まれるべきであるとしている。

通知によれば、各地は実施状況、目標と建設任務について評価を実施し、「前倒しで完成する」、「計画通りに完成する」、「計画に遅れている」などの結論を出し、計画に遅れている事業について、具体的に問題分析を行い、次の2年に向けた具体的な強化措置を明確化しなければならないという。

今回の通知は、下記のURLよりダウンロード可能である(中国語:簡体字)。
http://www.ndrc.gov.cn/fzgggz/hjbh/hjzhdt/201807/t20180718_892609.html