Veolia Water(2019年2月~5月の主な動向)

Veolia Water(2019年2月~5月の主な動向)

年月日 トピックス

2019年5月18日

Veolia Water Technologies、スペインの製紙会社の工場での気泡浮上分離法(DAF)を使った装置の契約を発表。発注元である現地の製紙会社Papelera del Oriaは、このプロジェクトによって排水質を向上させ、環境要件の順守を目的としている。なお今回導入されるのは同社のIdraflot[1]と呼ばれる技術で、運営費用の削減、化学薬品の消費量の削減も期待されるものである。

5月20日

Veolia Water Technologies、サウジアラビアの3つのダムにおける水処理ソリューションの契約を発表。導入される技術は同社のActiflo[2]と呼ばれるもので、高効率で小型の水浄化プロセスを達成することができる。なおサウジラビアでは現在、Qatrah Initiative[3]のもとで、2022年までに水消費量を24%削減することを目標に掲げられている。

5月22日

Veolia Water Technologies、米カンザス州リベラル市での下水処理場の改修に関する契約を発表。導入する同社の技術は、生物学的処理プロセスであるBio Denipho、リンおよび浮遊性物質除去のHydrotech Discfilterである。また、遠隔でのデータモニタリングを可能とするクラウドベースのシステムであるAquavista[4]もあわせて採用された。リベラル市では、今後の処理量増加を見越して、処理場の能力向上を目的としている。

5月22日

Veolia Water Technologies、移動型水処理サービスの拡充に向けて、RO処理を利用した処理量600ガロン/分および900/分のモデルを新たに投入。これらのサービスは、車載型の水処理ユニットであり、緊急時や一時的なケースに使われる。

5月24日

Veolia Water Technologies、乳児用調製粉乳やソフトドリンクなどを対象とした原水を生産するシステムとして新たにNURIONを発表。高品質な原水を生産するNURIONは、RO処理を採用しており、食品・飲料品業界の要求する厳格な要件を満たすことができるものとなっている。

出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成

[1] https://www.veoliawatertechnologies.com/en/products/idraflot

[2] https://www.veoliawatertechnologies.com/en/products/actiflo

[3] https://www.qatrah.com/home

[4] https://www.veoliawatertechnologies.com/en/aquavista