中国生態環境部、「汚水モニタリング技術規範」など11本の国家環境保護標準を公布――「水汚染源オンライン・モニタリング・システム」関連の技術規範などが含まれる

中国生態環境部は2019年12月24日、「環境保護法」を徹底的に実施し、生態環境モニタリング事業を規範化にするため、「汚水モニタリング技術規範」など11本の国家環境保護標準を公布した。それらの標準の名称と番号は下記のとおり。

  1. 「汚水モニタリング技術規範」(HJ 91.1-2019)
  2. 「水汚染源オンライン・モニタリング・システム(CODCr、NH3-Nなど)の設置技術規範」(HJ353-2019)
  3. 「水汚染源オンライン・モニタリング・システム(CODCr、NH3-Nなど)の検収技術規範」(HJ354-2019)
  4. 「水汚染源オンライン・モニタリング・システム(CODCr、NH3-Nなど)の運転技術規範」(HJ355-2019)
  5. 「水汚染源オンライン・モニタリング・システム(CODCr、NH3-Nなど)のデータ有効性判別技術規範」(HJ356-2019)
  6. 「化学酸素要求量(CODCr)水質オンライン自動モニタリング設備の技術要求および検測方法」(HJ377-2019)
  7. 「アンモニア水質オンライン自動モニタリング設備の技術要求および検測方法」(HJ 101-2019)
  8. 「六価クロム水質オンライン自動モニタリング設備の技術要求および検測方法」(HJ609-2019)
  9. 「超音波開渠汚水流量計技術要求および検測方法」(HJ15-2019)
  10. 「水質 ベンゼンおよびその同族体の測定 ヘッドスペース/ガスクロマトグラフィー法」(HJ1067-2019)
  11. 「土壌 粒度の測定 吸液管法および比重計法」(HJ1068-2019)

そのうち、各標準の変更部分については下記のとおり、標準を冒頭の数字で表示する。

1は、HJ/T 91-2002の汚水モニタリングに関する内容を代替し、元の業界推薦標準から業界標準へと変わった;
2,3,4,5,6は、それぞれの2007年のバージョンを代替し、元の業界推薦標準から業界標準へと変わった;
7は、「アンモニア水質自動分析装置技術要求」(HJ/T101-2003)を代替し、元の業界推薦標準から業界標準へと変わった;
8は、その2011年のバージョンHJ609-2011を代替する;
9は、その2007年のバージョンHJ/T 15-2007を代替し、元の業界推薦標準から業界標準へと変わった;
10は、「水質 ベンゼンおよびその同族体の測定 ガスクロマトグラフィー法」(GB/T11890-1989)を代替する;
11は、初めて公布された業界標準である。

なお、上記の11本の国家環境保護標準は、2020年3月24日より実施される予定である。

上述の公告の原文は、下記のURLより閲覧できる(中国語簡体字)。
http://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk01/201912/t20191230_753330.html