Grameen-Veolia Water、バングラデシュの村落に飲料水を提供するためプラントを稼動

Grameen-Veolia Waterは、設立から1年がたち、バングラデシュの遠隔地の村落に水を供給するための水処理プラントを稼動開始した。同プラントは、最終的に、首都ダッカから約100km離れた村落に居住する4万人に水を供給する予定である。同プラントでは、Goalmariの近くを流れる河川から取水し、WHO(世界保健機関)の基準を満たす水を精製している。ソーシャル・ビジネスの原則に基づき、精製された水は、現地のボトル水の価格の100分の1以下の価格で提供されている。全ての利益は、バングラデシュで行なわれる他の水関連事業に再投資される。

 

Grameen-Veolia Waterは、Grameen銀行傘下のGrameen HealthcareとVeolia Water傘下のVeolia Water AMI(アフリカ、中東、インドの水事業を担当)が50%ずつを出資して設立した会社であり、Veolia Waterの専門的知識を利用して、現地で採用したバングラデシュ人のチームに知識や技術を提供している。また、グラミン銀行にお金を借りている地元の人々、いわゆるグラミン・レディのネットワークに力を借りることもできる。

バングラデシュ中部および南部に居住する10万人に飲料水を提供するため、上述のプラントに続き、今後4つのプラントが設置される。これらの地域の地下水はヒ素によって汚染されており、人体にとって危険なレベルにまで達している地域もある。