GE Energyはこのほど、バーレーン最大の独立系造水発電プロジェクト(IWPP)であるAl Dur Independent Water and Power Projectに発電装置と長期サービスを提供する総額5億ドル(約480億円)超の契約を獲得したことを明らかにした。このプロジェクトはバーレーンの増大する水需要と電力需要に応えるためのもので、プラントは同国南東海岸のAl Dur地区に建設される。バーレーンでは、電力需要が年率7%から10%の勢いで伸びると予測されており、同国の電力・水公社はこの需要の伸びに応えるため、向こう20年間に発電所の大幅な増設を計画している。
このプロジェクトが完成すると、バーレーンの現在の発電総量の30%にあたる125万キロワットの電力と、淡水化で得られた日量4800万ガロンの水を供給することができる。
GE Energyは、同社の先進的な排出抑制技術を駆使した2基の蒸気タービンと大容量Frame 9FAガス・タービンを供給する。
GE Energyはまた、このプロジェクトの20年間のサービス契約も獲得している。これは、供給するタービンの長期的な性能維持を支援するサービスである。この契約にもとづき、GE Energyはガス・タービン発電機とその付属機器の定期保守および非定期保守の現地サービスや部品供給をおこなう。さらに、発電所の信頼性を高めるため、夏期には特に重要となる電力供給の保証もおこなう。