GDF SUEZ、サウジアラビアで世界最大の発電・海水淡水化プラントを稼働開始

GDF SUEZは、2009年10月27日、Marafiq独立系水・電力供給プロジェクト(IWPP:Independent Water and Power Project)の一部設備の商業稼動を開始した。

総事業費が34億ドルにおよぶMarafiqプロジェクトは、2007年4月に着工した。ピーク時の電力および水に対する需要に応えるため、同プロジェクトは、2009年7月からすでにサウジアラビア東部に位置するJubail Industrial Cityに1日あたり500MW以上の電力と10万m3以上の水を供給している。2010年中にはプロジェクトが本格的に稼動し、1日あたり2750MWの電力と80万m3の水を供給できる世界最大の発電・淡水化複合プラントとなる。この発電容量は、サウジアラビアの全発電容量(2万9000MW)の約10%に相当する。また、日量造水能力80万m3という値は、550万人が生活するのに十分な水量である。

同プロジェクトに関して、同社は、20年間に渡って電力および水を供給する契約を結んでいる。

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