スウェーデンの首都ストックホルムで、2009年8月16日~22日、世界水週間(World Water Week)会議が開催された。同会議では、専門家から「水資源の安全保障のためには、気候変動問題に対する強固かつ公平な国際合意が極めて重要である」との意見が寄せられた。開催期間中の21日には、2009年12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に向けた書簡が取りまとめられた。
同書簡は、自然資源の保護・再生のために、社会的弱者である途上国や生態系に資金を投入するよう求めている。また、効果的に気候変動に適応するためには、水問題を土壌管理や森林管理と合わせて考えることが鍵となるとも付け加えている。さらに、COP15終了後にも、水問題の専門家と気候問題の専門家が対話を継続するよう求めている。
同書簡へのアクセスは、以下のURLより。
http://www.worldwaterweek.org/documents/WWW_PDF/Stockholm_Statement_090821.pdf
また、世界水週間に関する情報は、以下のウェブサイトで入手できる。
http://www.worldwaterweek.org/