Veolia Water Solutions & Technologies、シンガポールの廃水処理施設の設計・稼動事業を受注

水処理提供業者Veolia Water Solutions & Technologies(VWS)は、設計・建設会社であり、製薬やバイオテクノロジーの顧客のためのソリューションの提供業者でもある。

最近Frost & Sullivanから「2008年欧州製薬水・廃水処理事業開発戦略リーダーシップ(2008 European Pharmaceutical Water & Wastewater Treatment Business Development Strategy Leadership)」賞を受けたVWSは、シンガポールの薬剤製造サイトからの廃水を処理するための700 m3/日の廃水処理施設を設計し、稼動させることになる。この施設では、2種の技術、すなわち、AnoxKaldnes MBBR生物処理とActiflo浄化装置、が用いられる予定である。

Frost & Sullivanは、シンガポールの同社の施設を強化して、新しい廃水処理設備を建設するためにVWSと契約した。

AnoxKaldnes MBBRは、特殊なプラスチックを用いて生物膜を増やして、生物化学的酸素要求量(BOD)を除去する能力を提供し、またアンモニアと窒素も除去する技術である。

AnoxKaldnes MBBRの後には、VWSの特許技術である、砂で安定させる浄化・凝集処理プロセスのActifloがあって、最終の汚泥分離・廃水排出の機能を果たすことになる。Actifloを用いると、同様の処理能力のこれまでの浄化システムの20分の1の設置面積で済むことになる。

この施設は、排気ガスについても大気中に排出する前に活性炭素を用いて処理する臭気処理システムをつけて、設計されている。