蘭インフラ環境省、2011年の最優先課題は水資源管理

オランダ・インフラ環境省のJoop Atsma副大臣は、2010年11月4日、第一回デルタ会議の開催にあわせて、「本国にとって、水政策は、2011年の最優先課題になるだろう。もし、本国が洪水から守られ、また十分な淡水資源が確保されることを望むならば、中央政府、地方自治体、地域共同体、および水資源管理当局が協力しなければならない」との声明を発表し、達成すべき事柄と必要経費に関する詳細な計画書を策定することを約束した。

このデルタ会議では、政府の代表者らが同国で実施されている“デルタ・プログラム”について議論を交わした。同プログラムは、洪水予防および淡水資源の安全保障に関する国家レベルのイニシアティブである。同国は、国土の約半分が海抜高度ゼロメートル・レベルであり、洪水予防および淡水資源管理が重要な課題となっている。

Atsma副大臣は、また、同国の未来の水資源安全保障のためにどのような投資が必要かを明確にするよう呼びかけている。上述のデルタ・プログラムに法的な根拠を設置するための“デルタ法(Delta Act)”は、2011年2月1日に下院議会に提出される予定となっている。

デルタ・プログラムに関する情報へのアクセスは、以下URLより。
http://english.verkeerenwaterstaat.nl/english/topics/water/delta_programme/index.aspx