Clean Water America AllianceのBen Grumbles会長は、2012年3月22日、クリントン国務長官が主催したWorld Water Dayの会合で、世界の水の持続可能性に貢献することにコミットしている政府及び非政府機関で構成されるユニークな連合組織であるU.S. Water Partnershipに参画しその取組みを支援すると宣言した。
このClean Water America Allianceは、水の持続可能性のために人や政策を統合することを使命としている非営利団体であり、米国内の水に関係するすべてのセクターを結束させ、また国際社会に焦点を当てているU.S. Water Partnershipの取り組みを米国の土壌に最良で最も優れた形で取り込むことのできるユニークな力を有するとの理由で、同AllianceはこのU.S. Water Partnershipに参画するよう求められていたものである。
U.S. Water Partnershipは、米国の知識を共有し、諸資源を効果的に利用し、そして特に発展途上国での水問題の解決に向けてセクターを超えた協力関係を促進するための官民パートナーシップであり、2012年3月21日に発足した。
World Water Day会合の席上、Grumbles会長は、「Clean Water America AllianceとしてU.S. Water Partnershipを支援できることは光栄なことであり、米国内の官民組織のほか、ビジネスリーダーや環境専門家を含む強固なネットワークを構築することによって、われわれは戦略的で思いやりのある救援という使命をもって、真にまた永続的な貢献を世界に成すことができる」と述べた。
なお、2012年3月26日現在、U.S. Water Partnership にはClean Water America Allianceのほかに市民団体としては、AfricareとThe Nature Conservancyが参加している。また、その企業及び財団の会員としてCoca-Cola、The Ford Motor Company、Procter & Gamble、ロックフェラー財団、及びSkoll Global Threats Fundが加わっている。連邦政府機関としては14の機関が参加している。特に下記の6つの組織は2012年初めの立ち上げ段階で早くから参画していたものである。
【U.S. Water Partnership発足時の6組織】
- Global Environment & Technology Foundation
- Global Water Challenge
- Environmental Law Institute
- 米国務省
- ノースカロライナ大学水研究所
- 世界資源研究所