Veolia Water(2013年9月~11月の主な動向)

Veolia Water(2013年9月~11月の主な動向)

年月日 トピックス
2013年9月4日 Veolia Water Solutions & Technologies、米国サウスカロライナ州のHaile金鉱山における水処理プラントを受注。この契約はRomarco Minerals社から受注したもの。Veoliaは、毎分1200ガロン(約4500リットル)の廃水を処理するプラントの設計、建設を行う。
4日 Veolia Water Canada、カナダ・サックビル町が所有する水処理プラントの運転業務の契約を更新し、2019年までの5年間、Veoliaが継続してこのプラントの運用おこなう。しかしこの契約更新に対して、一部の議員は不満を示している。
10日 Veolia Water、ドイツの水道ユーティリティ、Berlinwasserの株式24.95%をベルリン市に売却。売却額は5億9000万ユーロ(約802億円)。この売却は、Veoliaがおこなっている債務圧縮の一環である。Veoliaはグループ全体で、2012年~2013年にかけて60億ユーロの資産売却を目指している。
11日 Veolia WaterおよびチリのVapor Procesosが、チリ国営鉱山企業Codelco社とEl Teniente鉱山において銅を回収するための契約を締結。Veolia WaterおよびVapor Procesosは、チリの鉱業向けの回収サービスを提供するためジョイント・ベンチャーとなるVeolia W Procesos(VWP)を設立。VWPは、2013年中にEL Teniente鉱山において新たな廃水処理施設の設計、建設および運営の開始を行う。
10月1日 Veolia Water、米CONSL Energy社のウェスト・バージニア州にある水処理施設の運営を開始。この施設はVeoliaが設計および建設を手掛けたもので、Zero Liquid Waste(ZLW)システムを採用している。1分間に3500ガロン(約1万3000リットル)の坑内廃水を処理することが可能。Veoliaは今後10年間に渡り施設の管理・運営を行う。
8日 Veolia Water Solutions & Technologies、水殺菌剤生成装置のMIOX社と販売契約を締結。Veoliaは、MIOX社の有する殺菌剤(冷却塔用水処理、廃水再利用、工業廃水処理、石油・ガス分野の水処理などに使用される)の生成装置を自社のポートフォリオに組み入れることで競争力を高めることが狙い。
9日 Veolia Water IndiaのPatrick Rousseau会長兼社長、インドにおける官民パートナーシップ(PPP)による水道プロジェクトの成功には、政治の全面的な支援が必要不可欠であると主張。
28日 Veolia Environment、水処理プラントからの排出水の水質と、生物多様性へのその影響とを短時間で評価できるスマート・バイオセンサの開発に関して、フランスのWatchFrogとの提携を継続することを発表。
29日 Veolia Water North America、米国セントルイス市の水道局へ提出していたコンサルティング契約を取り下げる。この契約に対しては多くの市民から反対の声が出ていた。
11月15日 Veolia Water Solutions & Technologies、清涼飲料のメーカーであるインドネシアのAsahi Indofood Beverage Makmur社より、飲料製造工場における廃水処理プラントのEPC契約を受注。処理能力は1950 m3/日。この処理プラントの一部には、VeoliaのBiothane技術が導入される予定。

出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成