- Monsalの先進的嫌気性消化技術および統合バイオガスエネルギー利用技術により、バイオソリッドとバイオ廃棄物を処理し、再生可能エネルギー源に変換する。
- この買収は、下水処理市場と産業廃水処理市場のリーダーとしてのGEの地位をさらに強化するものである。
- この買収はまた、エネルギー節減へのGEのコミットメントを強め、エネルギー・ニュートラルな廃水処理プラントの建設という目標の達成に寄与するものである。
GEは2014年7月1日、水、廃棄物、先進的嫌気性消化、および統合バイオガスエネルギー利用のビジネスで知られるイギリスのMonsalを買収することで両者が合意に達したことを明らかにした。
Monsalの先進的嫌気性消化技術と廃水処理関連の知識を得て、GEは、これまで下水処理や産業廃水処理の副産物を単に処分してきた自治体やメーカーがそこから再生可能エネルギーその他の価値を産み出す方向に転換をはかるのを手助けすることが可能になる。すなわち、Monsalの買収には、GEの廃水処理用製品のラインナップを強化し、廃水処理プロセスにおけるエネルギー節減に向けたGEのコミットメントをさらに強力なものにする効果がある。GEは、全世界に張りめぐらしたネットワークと事業遂行能力をフルに活用して、Monsalの技術を取り込み、それを自社の技術と統合して世界中にひろめていくことになる。
Monsalのバイオ処理技術をさらに発展させて世界へ
この買収について、GE Power & Waterの一部門であるWater & Process TechnologiesのHeiner Markhoff社長兼CEOはこう述べている。「何年ものあいだ、GEは水の再利用技術、廃水処理技術、それに処理困難水の処理技術の開発を進めてきた。先進的嫌気性消化技術をもつMonsalの買収により、われわれは水処理ソリューションのよりエネルギー効率のよいオプションを顧客に提供することができる。いまや、われわれの廃水処理ソリューションを新しい先進的な嫌気性消化技術と組み合わせて、バイオソリッド(下水処理汚泥)を顧客のための再生可能エネルギー源に変換することができる。
また、MonsalのAidan Cumiskey社長はこう述べている。「自治体向けおよび産業向け水処理事業におけるGEの専門性と全地球的なひろがりは世界クラスであり、Monsalの先進的消化技術および国際的展開をめざすわれわれの戦略とすぐれて補完的な関係にある。GEファミリーの一員となることで、Monsalはその技術をこれまでよりずっと広範な顧客に提供することができるばかりか、研究開発の面でも、現在よりずっと大きなスケールでこれに取り組むことができるようになる。われわれは、製品と技術の幅をGEの資源を使って拡大し、嫌気性消化に関して世界中から頼りにされる会社になりたいと考えている」
Monsalの先進的嫌気性消化技術
Monsalはイギリスのマンスフィールドに本社を置き、バイオソリッドとバイオ廃棄物を処理してそれを再生可能エネルギーと売却可能な副産物とに変換する先進的技術を提供している。嫌気性消化とは、生物分解性物質を酸素のない環境で微生物によって分解する生物学的プロセスである。このプロセスで最終的に生じる産物のひとつがバイオガスで、これを燃焼させ発電や熱供給に使うことができる。この発電・熱供給は、GE Power & Waterの一部門であるDistributed PowerがJenbacherガス・エンジンを使っておこなっている事業である。
Monsalは、先進的嫌気性消化と統合バイオガスエネルギー利用の事業で、イギリスを代表する企業のひとつであり、同国内で現在、Monsalの技術による嫌気性消化システムが200基以上稼働している。Monsalには、嫌気性消化設備を最適化して水処理および廃棄物処理市場向けの戦略的再生可能エネルギー・センターをつくるすぐれた専門技術がある。