サウジアラビアと韓国企業が、淡水化の契約と、サウジへの技術移転に関する覚書をそれぞれ交わした。
Doosanと淡水化契約
サウジアラビアの海水淡水化公団(SWCC)と韓国のDoosanはこのほど、淡水化の契約を交わした。
POSCOと技術移転の覚書
サウジ公共投資ファンドのAbdul Rahman bin Mohammed al-Mufadhi事務総長はこのほど、韓国のコングロマリットPOSCOとの覚書に署名した。この覚書には、POSCOの技術と知見をサウジアラビアに移転するためのメカニズムと方法を確立することが謳われている。
製鉄、化学工業、およびインフラの巨大企業であるPOSCOは最近、同社によれば韓国初の、業務用海水淡水化プラントを完成させた。これはクァンヤン(光陽)東部岸壁脱塩水供給プロジェクトと呼ばれるもので、日量3000万リットルの脱塩水を、クァンヤン港にあるPOSCOの製鋼所に供給する。この淡水化プラントの運転開始にあたってPOSCOは、中東やラテンアメリカなどの海外の淡水化市場に参入する計画を明らかにした。