コカ・コーラ中国、2014年末までに2020年の水資源管理目標“WATER NEUTRALITY”を達成

2015年6月に報じられたところによると、コカ・コーラ中国は、第三者審査機構の審査を経て、中国地域において2014年年末の時点で「WATER NEUTRALITY(ウォーター・ニュートラリティー)」という2020年までの長期目標を達成したと発表した。コカ・コーラ中国は2014年度にパートナーと共同で実施した各種の活動を通じて、自然とコミュニティに171億リットルの水を還元したという。関係筋によると、中国地域はコカ・コーラが「WATER NEUTRALITY」目標を初めて達成した7市場のうちの1つに当たる。

コカ・コーラ社は、2004年から水資源保護のための3R(reduce、recycle、replenish)戦略を掲げ、これまでに64ヶ国で水資源管理および保護に関する計画209件以上を支援、水1536億リットルを還元したという。中国では水源地保護計画、持続可能な農業モデル事業、土壌浸食防止、雨水利用・洪水対策、湿地保護、水再生利用など水資源保護プロジェクト約20件を推進している。

コカ・コーラ社中華・韓国区域持続可能な発展副社長張華瑩博士は、「コカ・コーラ社は中国商務部、水利部などの中国各級政府および国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)の支援を得て目標達成することができた。今後は引続き“WATER NEUTRALITY”事業を推進していく」と表明した。

関係筋によると、コカ・コーラ社は中国地域でバリューチェーンに基づく水資源保護事業を推進している。具体的には、汚水処理、水再生利用やコミュニティ内の再生利用などの生産施設関連プロジェクトや、サトウキビや茶葉など重要原材料のサプライチェーン管理プロジェクト、瓶詰工場所在地の水源リスク評価と水源地保護計画など、各種施策を様々な面において展開しているという。