Veolia Water(2016年6月~8月の主な動向)
年月日 | トピックス |
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2016年5月31日 | Veolia、世界最大規模となる汚泥処理・回収プラントを香港にて開設。同プラントは香港にある11の下水処理プラントで発生する全ての汚泥(日量2000トン)を処理するもので、Veoliaは香港政府より同プラントの建設と運営を任されていた。また、全長360 m、高さ50 mに及ぶ同プラントは、香港政府が要求した環境基準を満たしており、排水ゼロと汚泥からの発電を達成している。 |
6月29日 | Veolia North Americaと米国のミルウォーキー市メトロポリタン下水地区(MMSD)、下水回収・処理システムの管理・操業に関する契約を10年更新した。契約額は5億ドルである。同社は2008年3月以降、MMSDの2棟の水再生施設の管理を行っている。これらの施設では、28自治体の110万の住民のために数10億ガロン/日の下水を処理している。ミルウォーキー市はVeoliaグループにとって北米最大の拠点であり、約250人が同市における業務に従事している。 |
7月29日 | Veolia、アジア最大級の石油精製業者である中国石油化工集団公司(Sinopec)より、北京の燕山石油化学コンビナート(Yanshan petrochemical complex)の水サイクル全体の管理を受託。契約期間は25年で、この契約によるVeoliaグループの収益は37億7000万ユーロと見積られている。また、この契約の履行に特化した中仏の合弁事業により、800人以上の雇用創出が見込まれている。 |
8月1日 | Veolia Water Technologies、スコットランド・クライゲラヒーにあるマッカランの蒸留所に廃水処理プラントの導入が完了したことを発表。スコットランド環境保護庁が定めた排水規制への対応が、同処理プラント導入の背景である。プラントにはVeolia社の“Idraflot”(DAF;気泡浮上分離法)と“Biosep”(MBR)が使われている。プラントの費用は250万ポンド。 |
出所:Veolia HPおよびその他資料を基に作成