中国環境保護部、3大地域の工業集積地における汚染防止目標達成状況を公示、汚水集中処理施設を建設していない工業集積地は26箇所

中国環境保護部は、2017年1月27日、「水汚染防止行動計画」の北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタなどの地域の工業集積地における2016年水汚染防止目標の達成状況について公示した。「水汚染防止行動計画」では、北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタなどの地域の工業集積地については、2016年末までに、規定に従い汚水集中処理施設を建設するとともに、自動オンライン監視装置を設置するよう要求されていた。

関連省(市)からの報告資料の統計によると、2016年末時点で、北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタなどの地域の省級およびそれ以上の工業集積地597箇所において、汚水集中処理施設の建設が完了している工業集積地は571箇所、自動オンライン監視装置の設置が完了している工業集積地は562箇所となった。そのうち、規定に基づく汚水集中処理施設の建設とオンライン監視装置の設置いずれも完了済みの工業集積地は、北京市、天津市、上海市、江蘇省、浙江省で計366箇所。河北省では、全180箇所のうち、汚水集中処理施設を建設していない工業集積地は25箇所で、自動オンライン監視装置を設置していない工業集積地は34箇所。広東省の全51箇所のうち、汚水集中処理施設を建設していない工業集積地は1箇所で、自動オンライン監視装置を設置していない工業集積地は1箇所となった。

なお、上述の公示文書の原文は下記のURLにて閲覧可能である(中国語:簡体字)。
http://www.zhb.gov.cn/xxgk/gs/wqgs_1/201701/t20170127_395315.shtml