Veolia Water(2017年12月~2018年2月の主な動向)

Veolia Water(2017年12月~2018年2月の主な動向)

年月日 トピックス
2017年12月4日 Veolia、オーストラリアにて稼働するSpringvale Mount Pipe石炭火力発電所へ廃水処理システムを新設すると発表。同社は、Springvale Joint VentureとEnergyAustraliaと15年契約を締結し、同発電所の廃水処理施設の運営・保守を行う。また、廃水処理施設と同発電所とを接続する16kmに及ぶ配水管も建設する。
12月6日 Veolia Water Technologies、自社HPD蒸発器・晶析装置技術をNorth American Lithiumへ提供することを明らかにした。North American Lithiumは、カナダ・ケベック州にて炭酸ナトリウムの採掘事業を実施しており、排出される廃水から硫酸ナトリウムとリチウムを回収、販売する。
12月12日 Veolia、米ペンシルバニア州にて2020年4月に商用開始が予定されているHickory Run Energy天然ガスコンバインドサイクル発電所へ水供給を行うと発表。同社は、地方自治体から供給される水道水を脱塩するとともに、バイオフィルムリアクター技術を介して更に純度を高め、発電プラントの冷却水やボイラー用供給水として活用する。
2018年1月23日 Veolia、フランス・レユニオン県Saint-Denis市との、上下水道サービスを供給する既存契約を更に11年間延長したと発表。同社は今後、上水道システムへ設置されたセンサからリアルタイムに収集したデータを統合した、予測運営管理システム「Hypervision 360」などを提供する。
1月25日 米ペンシルバニア州ピッツバーグ上下水道局(PWSA:Pittsburgh Water and Sewer Authority)は2018年1月25日、Veolia North Americaが2012年から2015年まで提供してきた上下水道サービスを巡る訴訟事案が、両者の調停により終結したと発表した。これにより、PWSAはVeoliaに対して500万ドルを支払うとともに、Veoliaは低所得者支援への基金として50万ドルを拠出する。

出所:Veolia HPおよびその他資料を基に作成